クラシックギターというと“あぁ禁じられた遊び、ね”が世間のお約束。楽曲としての完成度は決して低くはないが、あまりにも演歌で、所謂こすられ過ぎ。この曲から入った人は、ほぼポップスや昭和歌謡の焼き直しに邁進する。クラシック音楽から入った人は、まずこの曲に興味は無いし、演らない。この曲一本で生涯暮らしてきたナルシソ・イエペスなる演奏家は、日本に良く居る一曲で生涯生活した演歌歌手と似ている。誰も相手にしていない。ベンチャーズじゃあ無いのだから。でも有名である。音楽に高低はないので、それでとやかく言われる筋合いは無いのだが、稼いだ分、少しはクラシックギター界に貢献して欲しかった。まだ生きてるけど。ただ年取ると、大半の人は新しい音楽を聴かなくなる。面倒だし、慣れ親しんだ音が心地よく感じるのだろう。誰も責められないが、ラップや16ビートを聴けというのではなく、いろいろ聞いてみて本当に気に入った曲があれば、無条件で聴いてもらいたい。逆に若い世代も、単に古いから聴かないではなく、古くても良い曲は聴いてみてもらいたい。単純に“良い曲”に向き合ってもらいたい。時代が変わり、価値観が移りゆきても、人として絶対に譲れないことや、考え方は認識し、持ち続けてもらいたい。古来の日本の食べ物や風習は、外部からの新しいそれと、切磋琢磨してより良い形として残してもらいたい。否定から入るのではなく、まず新しいモノ・コトに身を委ねてみてほしい。調和や離脱はその後にしてもらいたい。そうやって日本は長年生き抜いてきた筈だ。そもそも“禁じられた遊び”って色々な曲の切り貼りの映画音楽だったことを知らない人が大半なのでは?悪い曲ではないのだけれどね…。
禁じられた遊び
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