行ってきた。コンサート開催のための作業確認のためと考え、当初は出演参加を考えていなかった。が、欠員が出たため、どうですか?出ましょう、となって出た。最初は出順トップで、“あぁ穴埋めだしな、仕方ないな”と思っていたが、更なる欠員で二番手となった。軽んじられているなぁと感じつつ、“折角の機会で、出るだけありがたい”と思い、それなりに頑張って練習した。結果も、それなりに満足できた。あちこちの発表会やコンサートで勉強してきたため、観客の大半は出演者の知人・友人・親族と認識して緊張はしなかった、というよりできなかった。何たる不遜。年齢やキャリアもあってか経験豊富過ぎて、緊張と無縁になりつつあるのを感じつつ、ミスタッチが一度あると、やはり少しは緊張し、焦った。でも練習の成果は確かにあった。セミプロ級も居たし、打ち込み方がすごく感じられ、聴き入ってしまう方も居た。まさに玉石混交だった。人のふり見て~の文字通りで、音符の正確な配置作業に徹していたり、想いに技術が追い付いていない人とか、とても勉強になった。良い時間になった。ただ長時間の椅子への着座は腰にくる。後半は立って聴いていたが、視点が変わりその方が良い面もあった。生産活動に結び付かない音楽とは何なのか、という疑問をカント・デカルト等が抱いてきたそうだ。何の役に立つのか、ましてやそれを職業にするとは如何なる事なのか、と。でも必要なんだと感じた。聴くだけより、演奏(歌唱を含め)したい。その先は皆(聴衆)と一体化したい、という想い。哲学的・生物学的見識は持ち得ないが、多少とも足を踏み込んだ以上、もっと良い演奏をして聴いてもらいたい、と確信した。自身のIQレベルからすれば、この想いが頂点ではないか。さぁ練習々。
久々の発表会
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