クラシックギター人口減少

プロ認証テストがある。段階が設定され、それぞれ課題曲と自由曲が選定できるが、様々な規定がある。業界を管理・規定する管理団体があり、その意向で規定が設定される。どこの国でもそういう流れは有るかと想像できる。そもそもギタリストは商売なのであり、それに一定の下限や基準が設定されるのには納得できる。ただ、同管理団体に自民党の様な自己身分の保身体質が優先されたら、業界未来は滞る。一定の社会的身分≒金銭的安定が保証されたら、それを死守しようとするのも理解できる。納得はできないが。大学病院や各種学会でも、同様の体質が形成されて、各界の成長より自身の象牙の塔が優先される体質が確立される。各界の同団体に属する者には、一定の保身は許容範囲だが、団体の目指すべき方向を見失うのは勘弁してもらいたい。クラシックギター界がここまで衰退したのに対して、彼らの責任が負う部分は小さくない。カネは大事で、誰も霞を喰って生活しろとは言わないが、本質を忘れたらその地位が底割れする事は見失わないでもらいたい。誰もがバリオスや、バッハ・ソルの定番曲を団体指定の編曲者の譜面を正確になぞって弾いて合格、では音楽は、いや音楽を目指す者は鼻白む。日本で殆ど弾かれない、流行らない曲を弾いて魅了させる事が業界を活性化させる事に繋がるのではないか。かと言って、一足飛びに聞いた事も無い現代曲で翻弄するのも如何なものか。プロとしての自覚は無いのか。知名度のある作曲家・演奏家で、日本に浸透していない曲は多くある。ピアノやバイオリン用に作られた曲で、他奏者も惹きつける曲はまだ沢山ある。プロなら、それらを引き上げて大衆に広めよ。個人のカネと名誉だけに拘泥した者は、万死に値する。それにしても、或いはそれが為か、国内で手に入り難い譜面の多い事よ。“クラシックギター弾ってます。ああ、禁じられた遊び、ですね。”もう、そろそろ勘弁してもらいたい。イエペスも猛省してもらいたい。

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