音楽って…

愛好家が集まって、日ごろの練習成果を皆で聴きあう会(自解釈)に行って演奏してきた。機会が突発的だったのと、ほぼNO練習のうえ、長年の独学に近い奏法もあって、悪い意味で7人全員圧倒されてた。でも本人としては若干の満足感は得られた。「ざま見ろ。君らの弾っている事はつまらないんだよ!。」技術的な面や、楽譜を正確になぞる、丁寧に音を出す、音楽の授業だったら満点に近い演奏だし、良い楽曲ならメロディーに寄せられて「良い曲だなぁ≒上手いなぁ」なんて感じてしまう。確かに自分より真摯に音楽に向き合う姿勢は尊敬すべきなのだろう。が、それだけなのだ。面白くない。ワクワクしない。軌道を逸れない美しいフォルムの新幹線車両の麗美な疾走姿を見る様な?例えが自分でもピンとこないが、最近はやりの“間違いない”という感じ。安心感はあるが…。所有し、極くたまでも弾く人を含めて趣味で聴いているクラシックギター人口は全国でも10万人前後。1、000人に1人という事。クラシック人口や垣根無しのオールジャンル音楽嗜好者とシンクロするので、完全にクラシックギター人口となると数万人に届かないのではないか。要するに、同愛好家は今や絶滅危惧種となっていて、その人達が集まると、“オタク集団”となっているのだ。加えて、クラシックギター及び同楽曲に相当高い愛好性を示さない者に対する排他性は高くなっているのだ。聴衆におもねって、最近の番組主題曲やヒット曲、昭和歌謡などを編曲したクラシック曲を演奏したりするのは、個人的に好きではないが、聴衆の幅を広げるのには役立つ。オーケストラはもちろんの事、構成楽器であるピアノ・バイオリンetcの奏者も経済的な意味もあって生き残りのために、聴衆獲得=クラシック音楽浸透のための努力に勤しんでおり、好感できる動きも多い。面白いし、楽しい動きだ。楽しくなければ、ワクワクしなければ音楽の意味が無いのでは??クラシックギター人口の平均年齢は高く、年齢層の拡大が為されなければ、いずれ近いうちに衰退⤵消滅の途を歩む事になる。

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